綿抜豊昭教授が加賀藩初の俳諧版本『白根草』に「白山の神」の句を発見(富山新聞平成27年11月19日付記事より)(2015.11.19)

加賀藩初の俳諧の版本「白根草」上巻の冒頭部に、「白山の神」の立場で詠まれたとみられる句が掲載されていることが、当センター長・綿抜豊昭教授の調査によって確認され、11月19日付の富山新聞34面の記事『俳書「白根草」/「白山の神が一句」』に取り挙げられています。

「白根草」は江戸前期の俳諧師・神戸友琴(かんべ ゆうきん)が1680(延宝8)年に編さんした俳諧の選集で、これまで最終巻の写本しか見つかっておらず、「幻の俳書」と呼ばれていましたが、今年7月に金沢市内で発見されて以降、綿抜教授らによって調査が行われています。(関連記事

綿抜教授によれば、「巻頭部に加賀を象徴する「白山の神」の詠んだ句を掲げることにより、御宣託のような意味合いで書物の権威付けを図ったのではないか」とのことです。

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