第51回知的コミュニティ基盤研究センター研究談話会のご案内
テーマ
「未解読文書の解読可能性の判定 : 世界で最も謎に満ちた写本を例に」
講演者
安形 輝 (亜細亜大学国際関係学部・准教授)
場所
筑波大学春日キャンパス 情報メディアユニオン3階 共同研究会議室
I
概要
日時
平成20年2月26日 (火) 15時15分〜16時15分
未解読文書に関する研究は,文書内容の解読に焦点を当てたものが多い。しか
し,長年にわたって解読不能である文書は,何らかの意図で作成された捏造文書
(意味をなさない文書,つまりでたらめな文書)であり,そもそも解読自体できな
い可能性もありうる。ここでは,既存の多くの言語に応用可能なテキスト処理技
術は未解読文書に対しても有効であるという前提に基づいて,未解読文書の部分
文書同士の類似度から文書構造を推測する。そして,図表やページ順などから導
かれた構造との対応関係を比較・分析することによって,捏造文書を判定する手
法を提案する。実際にこの手法を有名な未解読文書であるVoynich写本に応用し
た結果を紹介する。
参加資格
事前の申込みは必要ありません。学生,教員,学内外を問わずどなたでも参加ください(無料)。 問合せ先:知的コミュニティ基盤研究センター E-mail: kc-office アットマーク slis.tsukuba.ac.jp TEL: 029-859-1511(学内からは内線81511)