第43回研究談話会(池内 淳 氏)開催

テーマ
Title
「公共図書館にとって最適な規模とは何か?」
講演者
Speaker
池内 淳 (筑波大学大学院図書館情報メディア研究科・准教授)
日時
Date
平成19年 5月24日 (木) 15時15分~16時15分
場所
Location
筑波大学春日キャンパス 情報メディアユニオン3階共同研究会議室I
概要
Abstract
かつて、Michael Bucklandは、“図書館の最適規模の問題は図書館学のいろいろな文献の中で中心的な問題になっているとかなりの人々が考えているようだが、事実は全く逆である”と述べ、図書館の規模というトピックに十分な関心が払われていない点を指摘した。また、図書館は大きければ大きいほど良いとする古典的見解も根強く息づいており、現在でもなお、こうした状況に大きな変化は見られないようである。一方、近年の情報技術・環境の変化は、必然的に図書館サービスの内実と社会的な期待を変容させているし、設置母体の財政状況の逼迫により、図書館サービスの効率性が求められるようになって久しい。以上のような背景から、本講演では、まず、種々の変数を用いて、公共図書館の最少効率規模を導出した後に、単に、効率性の指標のみでは捕捉できない、公共図書館が最適な状態であるための規模とは、どのようなものであるかについて検討を加えてみたい。
参加資格
Participation
事前の申込みは必要ありません。学生,教員,学内外を問わずどなたでも参加ください(無料)。
資料
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備考 Notes