『緊急支援報告会! 常総市水損行政文書の救助と復旧』(平成27年12月14日)開催(2015.12.14)

【お知らせ】 本会開催の模様が茨城新聞(平成27年12月15日付)に掲載されました。

□【緊急支援報告会! 常総市水損行政文書の救助と復旧】開催について

 去る9月10日に発生した台風18号による関東・東北豪雨では、鬼怒川決壊による水害で常総市域の歴史資料が被害を受け、茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク(茨城史料ネット)を中心とするレスキュー活動が展開されました。
 また、この水害による常総市役所水損行政文書のレスキュー活動は、これまで常総市とともに国立文化財機構、同機構文化遺産防災ネットワーク推進室、国文学研究資料館、茨城県立歴史館、茨城史料ネット、茨城地方史研究会を中心とする支援が行われ、多くのボランティアの方々が参加してくださいました。現在は常総市が主導して、被災文書の洗浄・乾燥作業が続けられています。
 茨城県及び県内市町の公文書担当及び文化財担当、また各地の歴史資料保存利用活動に携わる方々及び歴史資料や公文書の調査・研究に携わる方々にとって、今回の常総市における水損行政文書被害とその救助・復旧の取り組みは大きな関心事となっています。
 そこでこのたび、被災公文書の現状と復旧への取り組みについて現状を知っていただき、今後の常総市への支援に資するとともに、歴史的に重要な公文書等の救出・保全・復旧に関する今後の活動や調査研究等に資するため、下記のとおり標記の緊急支援報告会を開催するものです。

○主催:
常総市
筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター
茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク

○共催(予定を含む):
茨城県立歴史館
茨城地方史研究会
茨城大学
筑波大学図書館情報メディア系
人間文化研究機構基幹研究「人命環境アーカイブズの予備的調査研究」(国文学研究資料館)
国文学研究資料館基幹研究「民間アーカイブズの保存活用システム構築に関する基礎研究」

○日時:
2015年12月14日(月) 13時30分~16時

○会場:
常総市役所 第一分庁舎 1階に集合
    303-8501 茨城県常総市水海道諏訪町3222-3  常総市役所敷地内
    ※関東鉄道常総線 水海道駅下車 徒歩約7分

○対象:
(1)茨城県及び各市町等の公文書担当及び文化財・歴史資料担当
(2)その他、被災文書の救出・復旧作業に関心のある者

○定員・参加費:
50名程度・無料

○広報:
常総市から県及び各市町等へ文書送付、茨城史料ネットのメールニュース等で情報発信

○内容:
・13時    第一分庁舎1階開場、受け付け開始
・13時30分  開会・あいさつ
   
   報告1:常総市における古文書・公文書の水損被害とレスキュー活動の開始
      茨城史料ネット、茨城県立歴史館、常総市
   報告2:水損行政文書の救助・復旧活動について
      国文学研究資料館准教授 青木睦氏
   質疑応答

・15時 現地視察:2班編成(30分程度で交替)
    ・国立公文書館による水損文書の洗浄・乾燥作業などの見学と質疑応答
    ・水損公文書の自然乾燥作業、永年保存文書庫・有期限文書庫などの見学と質疑応答

・16時 終了、解散

○申込:
参加を御希望の方は以下の項目について joso.archives.rescue#gmail.com (茨城史料ネット常総市公文書レスキュー参加集約担当)へお知らせください。準備の都合上、12月7日(月)申込〆切とします。なお、メールを送信される際は、お手数ですがアドレス内の # を @ に置き換えた上でお送り下さるようお願いいたしします。

  (1)メールの表題は「常総市研修会参加申込」と書いてください。
  (2)メールの内容は、研修会参加の旨とともに下記の事項を記入してください。
   ・氏名 ・所属等 ・緊急連絡先(緊急時以外使用しません)・その他(あれば特記事項)

○問い合わせ先:
白井哲哉(筑波大学図書館情報メディア系) tetsushi#slis.tsukuba.ac.jp  029-859-1336

○その他:

(1)被災文書にはカビが発生している場合があります。参加者は各自でマスクを御用意いただき、現地視察の際に着用してください。
(2)当日は、朝9時から被災文書の洗浄等作業を実施しています。希望を御希望の方は午前中から御参加ください。
(3)国立公文書館による水損文書の洗浄・乾燥作業の指導は、12月7日(月)、8日(火)、14日(月)、15日(火)に実施されます。参加自由ですので、参加を御希望の方は各自でおいでください。